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「そんな、こんなことって?!」 「や、ヤバっ! まずいでコレは!」 軽空母2名が悲鳴を上げる。実戦経験がほとんど無い新人たちの実地訓練を兼ね、北方海域の 巡視任務についているこの戦隊。その引率役として提督から指名された二人はそこそこ以上の経 験の持ち主であり、それゆえにこの状況の危険さを理解していた。 彼女たちが放った艦載機による先制第一波。本来ならこの一撃で敵艦隊は半壊だ。個艦として も傷つき、隊列も乱した状態の敵艦隊は経験不足の艦娘たちにとっては絶好の訓練目標。そうし て新人たちの実力の底上げを、という意図で送り込まれたこの戦隊だったのだが……。 送り込んだ艦載機たちは、いったいどうしたことか、ほとんど何の戦果も上げることができな かったのだ。体力の衰えもなく、戦列も乱さず、急速に距離を詰めてくる深海棲艦たち。本来は この海域はかなり精強な敵が潜むエリア。経験不足の駆逐艦娘・軽巡娘たちにどうにか出来るよ うな相手ではない。 「こうなったら……ウチらのせなあかんこと、解っとるな!」 「は、……はい! 私達で少しでも奴らを食い止めましょう」 脆い武装、乙女の柔肌。それでも己の武装の使い方もよく解っていない彼女たちよりはまだマ シ。自分たち二人が蹂躙されるのは覚悟の上、せめて彼女たちを少しでも逃してやらねば。まだ 幼なさを残す軽空母2名の横顔に悲壮な決意が浮かぶ。 敵の先頭艦の、そしてそれに伴って後続艦から放たれる発砲の閃光。次の瞬間、この周囲は硝 煙まみれの水しぶきと爆熱に埋め尽くされる……はずだった。 が。 「どうやら、私の出番のようだな」 着弾の衝撃に耐えようと身を縮めていた二人の視界に飛び込んできたのは、先程まで背後に控 えていた大柄な艦娘。薄い金髪に鋭い視線、大胆に晒した褐色肌が描く優美な曲線美。彼女自身 の大柄さに負けず劣らずの巨大な武装は、彼女が並大抵の艦娘ではないことを視覚的にも否応も なく示している。 「む、武蔵はん?!」 「あなただってまだ、鎮守府に着任したばかりじゃ」 軽空母二人の声を、武蔵は軽く手で制した。 「確かに私はまだこの武装を使いこなせてはいない。しかし、皆が退避するまでの時間稼ぎくら いは出来るつもりだ。なに、私は大和型改良二番艦。こんな巡洋艦クラスの攻撃ですぐにどうに かなるほどヤワには出来ていない」 視線をわずかに緩めて微笑む武蔵。たしかに敵の先ほどの一斉射撃も、彼女はその掌で受け止 めている。 「判ったで、……武蔵はん、ちょっとだけ頼むわ」 「みんなの撤退の準備が整うまで、少しだけお願いします」 「任された」 後方海上で恐慌に怯え竦む艦娘たちをまとめに走り去る軽空母2名。次射の態勢へ移行しよう と綺麗な弧を海面に描く敵艦隊を一瞥し、武蔵は軽く笑った。 あの日に比べればこの程度の攻撃など蚊の一刺しと大差ない。誰一人ここを通しはしない、と。 鎮守府、艦隊司令室。 軽く蝶番を鳴らして扉が開き、出撃から戻ってきた艦娘一同が提督の前に並ぶ。 定数6名。出撃したときの顔ぶれが全員無事に揃っている。 「事情は聞いている。……お疲れさま。みんな、今晩はゆっくり休んでくれ」 そう提督に言われ、ぞろぞろと司令室を出ていく艦娘たち。いや、ちらちらと何か言いたげに 部屋に残る者に目線を送ってはいるのだが。その残った者、すなわち艦娘・武蔵は出ていく彼女 たちに軽く笑顔で手を振った。ぺこりと頭を下げて出ていくのは駆逐艦娘か。 「……で、だ。この武蔵、提督には言いたいことがある」 自分と提督以外の全員が部屋を出ていき、扉が閉められた後で武蔵は切り出した。 「先に聞いておきたいが、今回の作戦、立案したのは誰だ?」 「俺だ」 「こういう編成にしたのは誰だ?」 「……俺だ」 「ふむ。昨日の出撃時は正規空母1、軽空母3の編成に育成艦をつけての出撃だったそうだな。 そのときならば何の問題もなくあの子たちに経験を積ませてやれた、そうだな?」 「……ああ」 「それならそのまま今日の編成も組めばいいものを、入渠許可を出すのを忘れていて怪我した飛 龍をそのまま放置していた。そうだな? 可哀想に、あいつ今朝も痛めた肘を庇っていたぞ」 「……うむ」 「その上に、育成艦枠を一隻ぶん増やすために隼鷹を外した。理由はなんだ? 思いつきか? 『自分が行かなくて大丈夫なのか』と隼鷹の奴が相当心配していたぞ。それでその穴埋めにつぎ こんだのが自分か。戦艦と正規空母の違いくらい知ってる筈だろう、貴様くらいの経験があるの なら。どうだ?」 「……面目ない」 「その戦力不足が招いた危機を、我が身を盾にしてカバーしてやったのは誰だ?」 「……君だ」 「聞こえないな」 「君だ」 「君、じゃない。きちんと名前で呼んでもらおうか、今回の殊勲者の名前だ」 「……武蔵、おかげで助かった」 その言葉に、にんまりと武蔵は笑みを浮かべる。 はじめからそう素直に出ていれば、苛めてやろうなんて思わないのに。内心そう思いつつ。 司令のデスクの端に武蔵はその豊かな腰を降ろす。おしりのラインがデスクの角を包むように 歪むのも、おそらく提督の目からはよく見えることだろう。 す、と、優美な曲線を描くそのしなやかな腕を伸ばす。提督の目の前に手の甲を近づけて。 「治せ」 「え?」 「見えないのか。今日の戦いで、私の手の甲に傷がついた」 確かにそうだ。手の甲に、筋状にわずかに皮が剥けているのが判る。 「しかし、治せと言われても。入渠許可を出せと」 いうなら出すぞ、と言いかけて提督は次の言葉を飲み込んだ。武蔵の目が笑っていない。まだ 付き合いは短いが、こうなったときの彼女は本当に危険だ。 「……提督は知らないのか?」 「何を、だ」 「童話だ」 「どういう、ことだ?」 「お姫さまのバッドステータス解除には王子様のキスと、相場は決まっているだろう」 誰が王子で誰が姫だ、とくに姫が……などという言葉は、むろん口に出せるわけもない。そん なことを口にしたなら入渠するのは自分のほうだ。それくらいは判る。 身をかがめ、武蔵の手の甲に唇を寄せる。 ……触れた。かすかな産毛の感触。なめらかな女の肌。触れた感触に「ぴくり」と彼女が反応 したのも、肌を通して伝わる腱の動きで判る。 「ゆっくり、丁寧にな」 その肌の表面にわずかに刻まれた傷にそって、提督は舌先を這わせる。わずかに視線をあげて 武蔵の表情を伺うと、……目を閉じ、かすかに眉を歪めて。 「次はこちらだ」 武蔵が身を捩る。腕を組み、その豊満な乳房を組んだ腕で持ち上げる。 「こちら……というと?」 「ここだ」 脇腹か。弾片がかすめていった跡か、さらしの合間から覗く褐色の肌に走る浅い傷。 「ここを?」 「そうだ」 その声にかすかに艶がのっていたのを、提督も、武蔵本人も気づいているや否や。 脇腹の肌に、提督は舌を這わせる。 「んっ……、うん、そうだ……っ」 さすがにずっと敏感な部位だ。そこで異性の存在を……そう、艦娘・武蔵にとって既に提督は ひとりの異性になっていた……感じる。敏感な柔肌で、敏感な唇を、舌を感じる。 浅い傷口に提督の舌先が触れるたび、武蔵の身体に走る甘い痺れ。抑えているつもりなのだが それでもかすかに吐息に声が乗ってしまうことまでは止められない。その声音がまるで、女の淫 らな呻き声に聞こえてしまうようで、そんな声をこの刺激で漏らしてしまう自分自身がそもそも 淫らな生き物のようで……。 机についた手、その手がいつの間にか机の天板の端を強く握っていることに武蔵は気づいてい ない。本当はその動作自体、自分の「おんな」を呼び覚まそうとする雄の背中を掻い抱く行為の 代償でしかないことにもまだ気づいてはいない。 いつの間にかずいぶん荒くなった吐息の合間から、武蔵は提督に「もういい」と呼びかける。 「そうか」 そういって立ち上がる提督に、武蔵はデスクから滑り下りて近寄る。提督と合わせた目線は離 さぬままに。猫科動物のようなしなやかさを、その視線から、その肢体から、提督は一瞬感じた のだが、その意識は次の瞬間別の刺激に揺さぶられることになる。 「?!」 第二種軍装の白ズボン。その「前」の上に武蔵の手がある。優美にしなやかににじり寄ってき た動きそのままに男の急所を抑えられ、回避も防御もできなかった。 リンネル地を通して伝わってくる怒張の熱、存在感に、武蔵は満足気に笑みを浮かべていた。 自分だけが色めいているのだとしたら悔しい、提督もその気になっていたのが嬉しかった、そう 後になって気づくのだが、この時点では玩具を見つけた子供のような感覚で笑みがこぼれたにす ぎないと、彼女はそう思っていた。 「あ、おい、こら、やめ」 提督の制止の言葉がろくに育たないうちに、するすると武蔵は提督の「それ」を外気に晒す。 「それ」はズボンから取り出される勢いに乗って激しく屹立していた。艦娘……いや、女の身に はない器官。砲弾のように固く、ボイラーのように熱い。そしてどくどくと脈打つその存在感は、 巨大な艦船をぐいぐいと進ませるタービンよりもはるかに上だ。提督の、否、この男という存在 のいちばん重要な部分が、いま自分の前にさらされている。そう感覚が告げている。 熱に浮かされたような意識の合間合間に、言葉を繋ぐ。 「提督、……厳しいことは言ったが、それでも私も貴様を認めないわけでは、ない」 上目遣いに提督の顔を見上げながら。 「この、『これ』を見れば判る。余計なこともせず、我々が戻るのを心配して待っていたのだろ う? 疲れると尚更激しくなると言うしな」 そう言いつつ、肉柱をゆるゆるとその手で撫でる。 うっ、と上から漏らされた声が、武蔵のなかをくすぐってくる。 「不注意と慢心で我々を危険に晒したのは罰に値する、そして……心配して待っていてくれたの は、立派に褒美に値する」 唇を、肉柱の頂点に寄せる。普段ならあまり嗅ぎたいとは思わない匂いなのに、不思議と武蔵 の胸中には嫌悪感は涌いてこない。 わずかに湿ったその肉柱に、すっと舌を這わせる。「ううっ」と、さっきよりもはっきりと漏 らされる提督の声。 判るぞ、……心地よいのだろう? ビクビクするほどに心地よいのだろう? こうして、貴様のナニの先を私が舐めてやることが。熱い肉の柱を私が撫ぜてやることが。私 の口の中でその先端を含んでやることが。私が提督にしてやることが。心地よいのだろう? 気 持ち良いのだろう? ほら、先を少し強めに吸うと、貴様の腰がびくんと跳ねる。 ほら、柱をせわしくしごいてやると、貴様のこの柱がますます熱くなる。 触れたいのか? 私に触れたいのか? 駄目だぞ、今日はまだ駄目だ。 今日ここで全てを委 ねるほど私は安くはないぞ、でも……貴様が男としての悦びにふるえているのは、それを私が操 っているのは、それはとてもうれしいことで。 そう。貴様を悦ばせるのは、貴様に悦ばされるのは、私だけでいい。 一気に雁首の周りを撫ぜる速度を早める。這い回る舌の動きを高める。 びくん、ビクン、びくん……間欠的に肉柱から伝わってくる痙攣が一気に激しくなって。 その肉柱の先端を、武蔵は綺麗に口中に含む。おとこが果てる、その瞬間を。 「う、ううっ、くっ、う、……出る、いくぞ、うっ」 その提督の言葉と同時に、武蔵の口中に撒き散らされる熱い迸り。 びくん、びくん、と痙攣をつづけながら、そのたびにどくんどくんと肉柱の先端から吐き出さ れる「それ」。匂いも口中の感覚も日頃見慣れるようなモノではないとはいえ。 こくん。 自然に、武蔵は「それ」を喉の奥に押しやった。 愛する男のとまではゆかずとも、自分が吐き出させた精の当然の受け止め方だと彼女は思った。 半分魂が抜けたような顔で呆然と提督は突っ立っている。 「前、いい加減仕舞え。仕置も褒美も終わりだぞ」 「……あ、ぁ、ああ」 「しゃきっとしろ。この後もまだ仕事は残っているのだろう? 私は入渠してくる、後のことは 任せたからな」 軽く提督の肩をたたいて、武蔵は司令官室の扉を出ていった。 その数時間後、船渠からの資材伝票に書き込まれた数字に目を覚まされるまで提督が夢見心地 だったことまでは、詳しくは触れないでおくことにする。
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練度向上の為近海の敵艦を狩り尽くしたため数日、休息を取れるようになった。 本日は晴天、絶好の海水日和である。普段は艤装に身を包んだ艦娘たちも水着に着替え思う存分遊ぶつもりらしい。 普段は艦娘が屯し騒がしい指令室も今はペンの走る音しかない。しかし全く艦娘がいない訳ではない。 「ゴーヤ、お前は遊びに行かないのか?」「海の中なら毎日泳いでるでち、飽きたのぉ」 とソファーに寝転がり足をプラプラさせている伊58通称ゴーヤが答える 我が艦隊唯一の潜水艦として働き尽くしの彼女にとっては休日まで海には入りたくないらしい。その割にはいつもの水着にセーラー服というスタイルだが 「いつも酷使してすまないとは思っているさ」「あ、大丈夫でち!そういうのが私の仕事だって分ってるし、てーとくのお役に立てれて嬉しいでち!」 そういうとにっこりと笑みを返してくる。 「そうか?いつも頑張ってくれてるし何かして欲しい事とか欲しいものはあるか?」「欲しいもの…あ」 ポンと手を叩く。何か閃いたらしい 「で、湯加減はどうだ?」「最高でち!ドックのお風呂も好きだけどこうして、てーとくと入るお風呂は格別でち!」 彼女の欲しいモノ。それは指令室の隣にある檜の温泉に提督と一緒に入ること。流石に真っ裸という訳にもいかず二人とも水着である。 「良いお湯でち~」「ああ、そうだな」 提督の頬は赤い。それはお湯によって暖まっただけではなく膝の上にゴーヤを乗せる形で風呂に入っているからである。 ゴーヤが体を揺らすたび彼女のスク水を着た尻が水着越しに陰部を刺激してくる。 「てーとく、なんかお尻に固いものが当たってるでち」「いや、これはだな」 流石に気が付いたゴーヤが不思議そうに顔を見上げる。そして体制を向かい合うような格好に変え右手で硬くなった提督のモノをギュッと掴む 「むお!?」「てーとく?これは何でち?」 純粋な好奇心に光る眼、そして小さな手は容赦なく刺激を与えてくる。そしてそのままズルっと水着を脱がされる 「うぁ…てーとくも魚雷さんもってたんでちね!」「いや、これは魚雷じゃないんだが」 なでなでと提督の魚雷を撫で始める。 「あ、大きくなったでち、てーとくの魚雷さんは暴れん坊さんでち」「ゴーヤ、やめろ」 会館に流されかけた理性を奮い立たせゴーヤを静止させようとするが、どぷっと堪えきれなかった精子が湯船に放たれる。白いそれは熱によってさらにベタつきゴーヤの手に引っ付く。 「なんか出て来たでち!?」 やってしまったと真っ白になる提督をよそに手についた精子をパクッと口に含む。 「不味いでち…」「ゴーヤ…」 ゆらりと提督の腕がゴーヤを掴む。 「て、てーとく?ちょっと怖いでち…その悪戯は謝るでち。だから」 なけなしの理性も切れた提督はゴーヤのスク水の股間部の布をずらす 「やめて!」 抗議の声は届かず提督の腕を外そうとするも腕力でかなわず。そのまま提督の右手の太い指がゴーヤのぷっくりとした土手の肉をつまみふにふにと揉みだす 「いや、ん、てーとくぅ…」 初めて他人に触られる快感にぶるっと体を震わせるゴーヤ。そして提督の指はお湯とは違う滑りを感じゆっくりと肉の裂け目に入っていく。そして左手で水着越しに胸を愛撫する。 「ひゃ!てーとくの指ぃ…ゴーヤの中に入ってぇ…あん…」 抵抗する力も抜けされるがままになるゴーヤに提督が声をかける 「どうだ?」「ふぇ…指とぉお湯が入ってきて、キモチイイ」 そうかと答えると提督はゴーヤの唇を奪う。それに反発もせずすんなりと提督の舌を受け入れ気持ち良くなるためゴーヤも舌を動かす。口からこぼれた唾液がぴちゃっとお湯に溶ける。 「ゴーヤ、お前の中にコイツを入れたい」 先ほどよりもまた大きくなった提督のモノ。それをうっとりと見つめこくりとうなずくゴーヤ。 (さっきの指だけであんなに気持ちよかったでち…あんな太い魚雷さんなら…) そして向かい合ったままゴーヤは腰を浮かしゆっくりと飲み込んでゆく。ぷちっとゴーヤの中の何かが切れ赤い血が湯に広がる 「痛ッ…」「ゆっくり息をして力を抜きなさい」「ふぁ…はい」 すぅと息をするたびにゆっくりとゴーヤの中に飲み込まれていく。 「痛いの…飛んでった、でち」「ん、ゴーヤはおりこうさんだからな」 胸を弄る左手をとめ頭を撫でてやるとゴーヤは気持ちよさそうに目を細める 「動くぞ…もっと気持ち良くなれるからな」「ハイでち!」 ばちゃばちゃと湯が音を立て二人の腰が動き出す。 「あぁ!てーとく、キモチイイでちぃ!」 水の弾かれる音とゴーヤの甲高い声がだんだんと大きくなっていく。風呂場の反響も気にせず激しくなる動きについにゴーヤは達する 「てーとくぅ!来ちゃう何か来ちゃう」「我慢するなよ」「あ、あぁあああああ!」 「で、一緒に入って我慢比べしてゴーヤがのぼせた…と?」「はい、面目次第もございません」 あの後逆上せたゴーヤの水着を正しソファーで寝かせているところを霧島さんに見つかり提督は説教中。 「まったく、何時もはまともなのにどうしてこんな事を…」「いや…うん…若気の至りと言いますか」「まさか、ゴーヤに如何わしいことを…」「いえ、滅相もございません」 流石に本当のことを言えるはずもなくじっと説教を受けている 「私だって一緒に入りたいのに…」「?霧島さん何か…」「何でもありません、次からは気を付けてくださいね!彼女の代わりはいないんですから」「ハイ、すいませんでしたぁ!」
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88 :想いを込めるもの、愛を込めるもの:2015/02/14(土) 22 05 44 ID rr5V7JAk 「私の計算では、この甘さがベストなはず……あ…あの……このチョコレート、どうぞ…………」 私は勇気を振り絞ってチョコレートを愛する人…私の旦那様に渡しました。 想いが通じ合う夫婦の関係でも、こういう時は緊張するものです。 「ありがとう」 彼はそう言ってすぐに箱を開け、チョコレートを口にしました。 「………………」 「………………」 沈黙が流れました。彼の口に合ったでしょうか…… 「……おいしいよ、ありがとう」 「…よかったぁ……」 彼の喜んだ顔を見て私も思わず笑顔になっちゃいました。勇気を振り絞って渡した甲斐がありました。 別に夫婦なのですから特別勇気を出す必要なんてありませんけどね。 でももし口に合わなかったらと思ったら勇気を出さざるをえないでしょう。 「でもごめんなさい。私の手作りじゃなくて如月ちゃんに作ってもらったものですから」 「それは仕方ないよ。君は出産したばかりでまだ万全じゃないからさ」 「そうよ。それにレシピを考え、私がその通りに作ったものを食べて最終的な判断したのはあなたよ」 「でも如月ちゃん迷惑だったでしょう」 「気にしないで。私の方こそあなた達に迷惑をかけたし」 「おあいこですよ。私も似たような事で仕返しをしたわけですし…」 「まあ二人とも落ち着け。ああいう事があろうとなかろうと如月は作ってくれていただろうさ」 「そうですね…」 「ごめんなさい司令官。見苦しい争いを致しまして」 「いや、わかればいいさ……ん?電も欲しいのか?」 「いえ…」 遠慮しながらもチョコを欲しそうに見つめているのは 私達がいない間に秘書艦を勤めていた電です。 あの人が司令官になって最初に出会った艦娘でもあります。 「じゃあちょっとだけ食べてみるか?」 「鳥海さんが司令官さんのために作ったチョコレートですから…」 「いいんですよ。私も如月ちゃんも味見として結構食べましたから」 あの人の為に作ったチョコレートですから本当は全部あの人に食べてもらいたいです。 けどそんな考えは少し大人気ないかもしれません。 それに電ちゃんは秘書艦として私の代わりに頑張ってくれましたから少しは労わないといけません。 「いいんですか?……それじゃいただきます……」 そう言って電ちゃんは恐る恐るチョコレートを口にしました。恐る恐るなのは味がどうこうではなく、 『司令官の為に作られたチョコレートを自分が食べていいのか』という気持ちなのでしょう。 「……おいしい…ありがとう……」 本当においしそうに食べていた電ちゃんの素直な笑顔を見ていたら 私の小さな悩みもどこかへ吹き飛んでいきました。 「このチョコレート、なんていうか…… お母さんを感じるような味でしたけど、どんなものを入れたんですか?」 その言葉に私と如月ちゃんは一瞬言葉に詰まりましたが…… 「鳥海さんの愛ですわ」 「ん…そうですか…」 「お母さんの味って言うくらいだからミルキードリンクでも入れたんじゃないのか?」 「そ、そうですよ、よくわかりましたね!」 如月ちゃんの言葉やあの人の思い込みでなんとかこれ以上の詮索は避けられました。 私達の態度が少しぎこちなかったのもなんとか怪しまれなかったかもしれません。 楽しい時間はあっと言う間に過ぎていくものです。 「あの、司令官さん、そろそろお時間ですよ」 「わかったよ電。じゃ、行ってくる。如月、後は頼んだぞ」 「まかせてね」 そう言って彼らは部屋を出てまた仕事に向かいました。 「ふぅ…………でも鳥海さんって不思議ね。大胆なのは格好だけかと思ったら 司令官に渡すチョコレートとして 母乳で作ったミルクチョコレートを作っちゃうなんて……」 「ッ…………」 考えたのは自分なんですけど、他人に指摘されると流石に恥ずかしいです…… 「あら、赤くなってる。そうそう、そこが不思議なの。 大胆な格好や行動とかするかと思ったら急に恥ずかしがったり… というかなんでチョコに母乳を入れたのかしら?」 「私は出産したばかりで母乳が出るということでちょっとだけ試してみたかったんです。 試してみたら意外とイケました…それに母乳だったら愛がたっぷりな気がして…」 「そうね。母乳って母親が子供に与える無償の愛が形になったものですからね。 でも赤ちゃんにちゃんと飲ませないと司令官怒りそうですよ。 あの人妙な所でこだわる癖がありますから」 「赤ちゃんにはちゃんと飲ませてますよ。 使った母乳は赤ちゃんが飲まなかった分を使っていますから大丈夫です」 「……で、来年はどうするの?」 「来年は……」 「流石にまた母乳ってのは無理と思うわ。あなた達が頑張るのなら別だけど」 「来年のことを言うと鬼が笑うって言いますからね。来年のことは来年考えますよ」 「そうね。来年のチョコレートはあなただけの想いを込めてあげてね」 「如月ちゃん……」 少し寂しそうな顔をしていた如月ちゃんの姿が印象的でした。 私はこれから子育てと作戦立案と戦闘と大忙しになるでしょう。 でも私には希望があるから頑張れます。 私が生まれた日を祝ってもらう、あの人やあの子が生まれた日を祝ってあげる、 そして今日みたいな特別な日に大切な人へドキドキしながら想いを伝える…… そういうことを楽しみにしながら毎日を頑張っていきたいです。 人間、楽しみがないと生きていてつまらないですからね。 ―終― +後書き 91 :名無しの紳士提督:2015/02/14(土) 22 10 03 ID rr5V7JAk まずは鳥海のSSを投下しました 最初は書く予定がありませんでしたが バレンタイン限定ボイスを聞いて閃きました シリーズで鳥海を子持ちにしていたのでこんなネタにしました 母乳でミルクチョコレートが作れるのかどうかいくら調べてもわからなかったので もし間違っていたらその時はごめんなさい これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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41 :名無しの紳士提督:2014/08/20(水) 10 44 00 ID NT4LfWy. 提督「なぁ、Верный私の時計を知らないか?」 Верный「探しとくよ、司令官」 次の日 提督「Верный、昨日はすまなかったな。時計は家に置き忘れていただけだったよ」 Верный「手遅れだよ司令官。すでに5名逮捕されて、全員自白してるよ」 42 :名無しの紳士提督:2014/08/20(水) 11 01 14 ID lcYjrHWs 41 尋問(さが)しとくよ…… 43 :名無しの紳士提督:2014/08/20(水) 13 22 24 ID /FRJ.Zno じゃあ、おしおき(性的)と行きますか。 44 :名無しの紳士提督:2014/08/20(水) 14 39 09 ID /Ej5TctU 42-43 スッ http //kancolle.x0.com/image/85641.jpg 谷風と提督の夜戦においてのバケツ消費量は一度につき平均4個である。 45 :名無しの紳士提督:2014/08/20(水) 15 22 53 ID xg8IdO3. あんまり痛々しいのは可哀想になっちゃうやばいやばい・・・ 122 :名無しの紳士提督:2014/08/28(木) 00 57 50 ID CI0dTwD. イベントお疲れ様です提督。向こうから攻め込んでくるなんて、今頃あっちの士気はうなぎ上りでしょうね。 今後はより積極的な行動をとってくる可能性もありますが、そうなると敵ながら資材消費は大変そうですね。 何しろ大規模な軍事行動となれば鋼鉄、燃料、ボーキ、弾と全てが不足気味になりますから、向こうの同業者がうらやまし……いえなんでも。 ところで提督、今後に備えて戦力の拡充や資材の備蓄は十分ですか? 必要とあれば当アイテム屋にご用命を。え?商売上手?いえいえ、大したことではありません。 需 要 が な い な ら 作 れ ば い い 。 ただそれだけですよ。 208 :名無しの紳士提督:2014/09/03(水) 00 19 10 ID YBomw7RQ 碁盤とかで体を支えて後ろから突く体位あるじゃん? あれ凄まじくエロいと思うんだよね 囲碁が得意な艦娘とそればっかやって、碁盤見るとそのことを思い出して囲碁に集中できない体にしたい 209 :名無しの紳士提督:2014/09/03(水) 00 25 47 ID HSWvwsUk 208 「あひぃ!! 提督の石塔シボリすごいよぉぉぉ!!」 「おらぁ! ハメ手のオイオトシだぁ!! シマリながら押さえ込まれろぉ!!」 「ひぎっ!! カラミ攻めされてるよおおおお!! 提督のハサミツケでポン抜きされちゃううううう!!」 的な 210 :名無しの紳士提督:2014/09/03(水) 12 09 18 ID S8D5JYrs もう訳わかんねぇなコレ 211 :名無しの紳士提督:2014/09/03(水) 12 27 52 ID fd.LPUyw 囲碁の用語だけど…… 違うそうじゃないってなるなぁ こたつで良くね?↑2 212 :名無しの紳士提督:2014/09/03(水) 14 16 03 ID Z3il7cnI 209 川内が夜戦(意味深)を教えられる漫画思い出したわ 第一艦隊提督ラブなお姉様こと、金剛が提督の影響で将棋を始めたらしい。 そこで自分も将棋を学びたいと比叡から頼まれた第二艦隊提督である俺は晩酌のついでに毎夜比叡と将棋を指していた ある時、酔いもあったがハンデとして、此方が持ち駒を使わない場合は比叡が脱ぐという賭けをする。 初心者比叡はなすすべもなく玉肌を晒していき、お互いにその恥ずかしさを誤魔化すように杯を傾けていく。 アルコールで麻痺した指先の悪戯で駒が比叡の股へと滑り落ちる 「んぅ…もう司令!飲み好きです。ちゃんととって下さいよー」 その言葉に応じ、震える指先を比叡へと伸ばしたとき真夏の夜の盤上遊戯は危険な領域へと突入する…! 213 :名無しの紳士提督:2014/09/03(水) 14 35 25 ID 8uA6uDzw おう、ラストにホモもってくのはやめろ 214 :名無しの紳士提督:2014/09/03(水) 16 57 43 ID KqQkeA5s 真夏の夜の夢への熱い風評被害 557 名前:名無しの紳士提督[] 投稿日:2014/10/02(木) 19 49 18 ID iZMj.0R. 「止めろ、止めてくれ」 油断したと言うのは甘えだろう。いかに幼気な見た目でも艦娘、力の上で普通の人間が勝てるはずはないのだ。 それゆえ、彼女達の考えを理解し調整していたはずだった。 ……それがなぜ、押し倒されているのだ。 彼女が人より強いのはあくまで外側の話だ。比叡カレーを食べれば悶絶するし、今も現に結合部からは血が流れている。 「何で、こんな事を、」 問いかけに彼女は答えない。ただ、腰を振る。冷凍イカのような目で。 正直、痛いだけだ。慣れないであろうのに騎乗位、十分な前戯もない。 力が入り過ぎているのか、千切れそうな位に締め付けられる。 ふと、動きが止まる。 「よし、落ち着け、まずは話し合おう」 矢継ぎ早に話しかけた言葉を遮る、「ごめんなさい」という謝罪。 何故と問うまでもなく、理解した。痙攣している。 終わったと理解した。筋弛緩剤、あるいは艦娘ならバケツか、どちらにしてもこの部屋にはない。 まさか、繋がったまま動けるはずもない。 彼女はただ、ごめんなさいと繰り返す。壊れたレコードのように。 腹を括ろう、彼女を抱きしめキスをする。 驚き、目を見開いた彼女に語りかける。 「少しのんびりしよう、な?」 その夜は他愛もないことを繋がったまま語り合った。 これが昨日の話だ。さて、諸君の中で自分は聡明だと自負する者は前へ。 そして教えて欲しい。暗闇の中交わったのは誰なのかを。 目が覚めた私の目の前には三人の駆逐艦が居たんだ。 怒っていないと語る者、落ち度を問う者、あらあらあらと微笑む者。 間違えたら私の命はない。 なんだこれは! どうすればいいのだ!? これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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今日は朝からお味噌汁の具を多くしてもらえて気分が良かった。 ほかほかと湯気の立つ真ッ白いご飯と、潮味のきいた焼きあじ。これに茄子と胡瓜のお漬け物がつ いて、日によってまちまちだがおかずがふたっつもらえる。今日は胡麻とあえたほうれん草のおひた しに、さんまの煮付けが一皿だ。昨日、いいさんまが安く入ったとか聞いていたから、きっとそのせ いだろう。 朝食にしてはやや多いと言われるかもしれないが(何度か言われた)、 当然わたしは体調管理を怠った事などないので、いつも全品美味しくいただいている。 やはり、一日というものは朝食から始まる。そして食事というのは白米が肝心なのだ。白米、お米 は、いい。大切だ。かつての帝国海軍における一航戦のようだ、とさえ言えるかもしれない。 「加賀さん、加賀さん。難しい顔してますよ」 「……そうですか?」 「ええ」 生返事をしながら、手を合わせた。ここの箸は四角くて、けれど角は緩く丸められているために、全体的な印象は円に近い。手に持つと、ころころと転がしたくなる具合だ。 まずはお吸い物に箸をつけるのがわたしは好きだ。少しだけ中をかき混ぜ、音を立てぬよう啜る。昨日はしじみだったが、今日は芋と椎茸。上には刻んだねぎが浮いている。くっと喉で飲み込むお味噌汁は熱く、胃袋がそれにつられてじりじりとした空腹を思い出す。箸でさわれば崩れる芋は煮え過ぎていたが、これもまたいい。 「……美味しい」 「ですねえ」 あじの身を弄うわたしの右で、いそいそとご飯を頬張る航空母艦が見える。輸送艦もかくやたるさまだ。 あじは口の中で遊ぶ小骨もまた味わいだと思う。 「む。少し、しょっぱい」 「そうですか?」 「でも、その分、ご飯が進みます」 「相変わらずね」 かつての精鋭、一航戦赤城は白米主義の徒である。おかずはいうにおよばず、白いご飯だけでも美味しくご飯をいただけるという筋金入りの輩である。わたしだってお米は好きだが、ご飯にはやっぱりおかずが欲しい。 そうやって、ゆっくりと、時折彼女と他愛ない会話をしながら、朝食をとっていた。その時までは。常時戦場とはいうものの、わたしはできれば食事ぐらい静かにとりたいと思う。凪いだ海のように平穏な心。それはわたしの好むところだから。 「おはようございます! 赤城さん……か、加賀さん」 「あら、瑞鶴さん。おはよう」 そうやって名を呼ばれたそいつは“五航戦”、翔鶴型航空母艦二番艦だ。姉妹の下の、くそったれな方である。 言葉に語弊があるかもしれないが、これは別段瑞鶴をやりこめているわけではない。いくら温厚なわたしであっても、時には隣の赤城をもくそったれめと罵りながら殴り倒してしまいたくなる場合があり、何が悪いのかといえば戦争が悪いのだとする他ない。 くそったれ瑞鶴は二言三言赤城と言葉を交わして、わたしの左側に腰掛けた。座るよう勧めたからだ(嫌々だが)。くそったれめ。 ――もっともそれは、わたしが瑞鶴に、そんなあからさまに顔をしかめられる理由には、ならないだろう。 「なにか?」 「いや……」 「嫌なの?」 「い、いやいや光栄ですっ」 気に入らないのは、いま話している瑞鶴にだろうか。それとも、箸まで止めて忍び笑いをしている赤城にだろうか。 「翔鶴はどうしたの」 そいつは随分憮然とした表情を作った。雨上がりに蝸牛でも踏みつけてしまった奴のようだ。 「姉ぇはその、いま出撃中ですが」 「ああ」 そうだったわね、と呟いた。しかしこれは反射的に同意しただけで、どちらかというと、そうだったかしら、という感じだ。どうだったか……そうかもしれない。 「……加賀さん」 確かに、五航戦の失敗を一番あげつらうのはわたしだろう。けれど、そうした些細な前例でもって、わたしが単なる悪意をぶつけたなどと思われては、これは心底心外だ。そも、どうしてわたしが翔鶴なんかの事まで気にしてなければならないというのか。 「加賀さんは意地悪ですね」 右のくそったれがそういうのが聞こえた。
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台詞改造系 概要 README [前バージョンとの比較] +開く 閉じる README.txt (elona_talk_hack) えろな台詞改造 ・注意 これはelona1.22を改造したものです オリジナルとは関係ないので公式などへの質問・バグ報告は自重してください 他の方のハック版とは異なり、バグ修正や機能改善を行ったものではありません 「台詞とかどうーでもいいしwww」という方は全力でスルーしてください オンライン機能の制限などもしていないので、切っておいてください 台詞以外いじってない(と思う)ので大丈夫だと思うけど、念のため そのほかうまく動かなかったり、バグったりするかもしれないけど自己責任で バックアップは必ずしてください ・できること 仲間でないNPCの台詞を、CNPCの要領で改変します ・使い方 1.elona_talk_hack.exeをelona.exeと同じところに置きます 2.user/talk/にnpcというフォルダを作ります 3.そこにtalk_X.txtを置きます 4.elona_talk_hack.exeを実行すると、IDX番のNPCの台詞が変わります(たぶん) とりあえず同梱のexeとuserをelonaフォルダにコピーすればいいと思う ・talk_X.txtについて IDについてはcharacter.bmpとかで調べてください(例:ロミアスは34なのでtak_34.txt) CNPCと同様%txtCalm,JPみたいなので区切って書く 詳しくはCNPCの作り方や同梱のtalk_X.txtを参照してください 以下は使える状態と説明 Calm:待機 Aggro:交戦 Dead:死亡 Killed:勝利 Welcome:出迎え Dialog:仲間会話 Gasping:きもちいいことの喘ぎ声(追加) Insult:罵倒時のメッセージ(追加) 区切りの間に空行をいれると、元の台詞を言います。いれないと完全上書き 例: ~~~~~ %txtCalm,JP (ニヤリ %txtKilled,JP ~~~~~ となっていると、1/3で(ニヤリ、2/3で元の台詞を言う テキストの頭から最初の区切りより前と、%endTxtより後は たぶん無視されるからコメントとかを書けると思う ・その他 各台詞の前にCNPC用の台詞読み込みを改変した関数が割り込むように実装しています 誰かが何か言うたびにファイルを読みに行くので、たくさん人がいると重いかも。パーティーとか妹とか Download +開く 閉じる 台詞改造系 2011????-?????? 簡易コメント欄 コメントログ1 名前 null - 名無しさん 2011-07-20 09 50 25
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前回の話 「今日の戦艦の防御力は凄かったね~……」 北上が納得の行かない演習結果に疲れたようにぼやく。 「完っ全に作戦が悪かったのよ……」 戦術的には勝利判定となったのに大井も不満気だ。 「………」 その二隻の小言に挟まれる指揮官の自分は、少しではあるが肩身狭さを感じ反論は一つもできない。 練度をひたすらに極めた相手艦隊の戦艦はデータ上は低速であるはずだが、 装甲の厚さと侮れない回避力を前に決定的な打撃を与えられなかったのだ。 それに加え、嘗ての海軍に見限られる程に魚雷とは元来命中率の低い艦装であり、 努力で完全に克服できる柔な宿命ではない事も熟知しているつもりだ。 かと言って本当の意味での重雷装艦とさせた魚雷のみの大井と違い、 比較試験のため片腕に主砲を残している北上が大井よりも良好な戦果を挙げたかと言えばそれもまた難しいもので、 果たして此奴らはどのように運用するのが正しいのか、 長い目で見てきても未だに結論付ける事が出来ないでいる。 北上が言うように此奴ら重雷装艦とは甚だ扱いが難しい船で、戦艦のように単純明快とはいかない。 それでも何故此奴らを使い続けているかと言うとそれは自分の趣味でしかなく、 此奴らにその事を尋ねられた時は何時だって重油を濁してきた。 特に練習艦として使われ続けるうちに作戦内容に敏感になっていった経歴を持つ大井の前でそんな本音をほざいてみろ。 冷たい魚雷でぶん殴られ木の床に沈められるのは目に見えている。 「あらやだ。北上さん、碌な作戦も考えられない提督ったら何も言えないみたいね」 「まあそう言わないであげなよ。提督も提督なりに考えてるんだからさ、って……」 「……やっぱり何も考えてないんじゃないんですか? 提督笑ってますし」 しまった、顔に出ていたか。 私の顔なんか見上げていないで二隻だけで和気藹々と駄弁ってくれればよかったものを。 「笑ってない。作戦は真剣に考えているつもりだ」 焼け石にバラスト水であろうと、念のため取り繕っておく。 次に聞かれたら重油をどう濁すのが格好付くか、とか、 これだから重雷装艦は面白いだとか考えていたのがばれるのは此方としては面白くないのだ。 「いや笑ってたよね」 「笑ってましたね誰が見ても」 「笑ってない」 「笑った!」 「笑いました!」 「笑ってない!」 ああもうゲシュタルト崩壊するからやめてくれ。 馬鹿みたいな言い争いを繰り広げながら廊下の右への曲がり角の一つで立ち止まろうとする。 すると。 どんっ! 「うわっ!」 曲がり角の側を歩いていた北上に突然衝突された。 衝突と言っても小突くような程度のもので、自分に被害はない。 北上はその後よろめいて尻餅を付いた。 正確には、北上に衝突されたと言うより……。 「いったー……」 「ううぅ、またやっちゃ……え?」 同じく床に座り込んで頭を押さえ唸っているのは、軽巡阿武隈であった。 どうやら自分らが五月蝿く騒ぎ立てていたせいで、阿武隈が廊下を走っていた事に気付けなかったらしい。 "廊下を走るな"の貼り紙を"廊下は静かに歩け"と書いたものに変えるべきかもしれない。 阿武隈が掟を守る気がないのか、貼り紙に気付かないのかは定かではないが、どちらにせよ効果は薄そうだ。 「き、北上さん、と、大井さん……」 貼り紙だけでなく私も見えないのか。 書いた者の存在感が薄いと貼り紙もそうなるのか。 怒っていいか。大井が。 「阿武隈ちゃん? "廊下は走るな"って、書いてあるわよねぇ?」 突き当たりの壁に貼られたそれを指差してくれる。 ありがとう大井。大好きだ。 「乱暴な字ですけど」 五月蝿い。 時間が推している時に何枚も手書きした物だから諦めろ。 座り込んだまま次第にこの世の終わりを悟ったような顔に変化していく阿武隈と、それを修羅の顔で見下ろす大井。 それは、何処から見ても蛙と蛇の図だった。 「ご、ごっ……、ごめんなさああぁぁい!!」 耳をつんざく大音量で放たれた謝罪の言葉が、ドップラー効果を持ってこの場に残る。 音爆弾の艦装は載せていない筈だが。 つまるところ、阿武隈は北上に当て逃げしていった。 せめてこの場で止まって謝罪していれば擁護する余地もあったのだが。 ところで、来た道を脱兎の如く全速力で戻って行ったが、阿武隈は何の用事があったのだろう。 「よくも北上さんを……、うふ、うふふふふ……」 「こら、美人がしちゃいけない顔になってるぞ」 演習を終えてすぐ艤装を下ろしていなければ阿武隈に攻撃していそうであった大井を窘める。 修羅を思わせる顔の歪め方をしていた大井は私の言葉にきょとんとし、 一呼吸置いて満更でもなさそうに少しだけ顔の歪みを戻した。 「……美人? そうですよねー、堅物気取りでヘタレな提督を骨抜きにしたんですからねー」 「あのな」 合ってるけれども。 「……いちゃついてないで助けてくれないかな」 「いちゃついてませんよ。……北上さん、立てる?」 大井は姉妹艦を心配するのみの顔付きに変化させ、手を差し伸べた。 大井の手を取り起き上がった北上の装甲は少々傷ついている。 「あーもう小破しちゃったよ。せっかく入渠したのに……」 この後すぐには出撃命令は出さないから、もう一度ドックへ行くか明石の世話になってきなさい。 ただ高速修復材の使用は控えてくれ。 あまり時間もかからないだろうし、何よりこんな下らない事故で一々使っていられない。 兎にも角にもあの阿武隈には後で私から言っておくから許してやれ。 「え? あの娘のところに行くんですか? …………」 どうした。自分で手を下さないと不満か。 「あんな娘の元なんかに……、いえ、何でもないの」 大井は取り繕うようにやけににっこりと笑って艦首を振る。 一先ず自分はこのまま執務室に行くから、大井は北上を連れて行ってやりなさい。 「いいよ、小破なんだからあたしだけで」 「駄目よ、また何か起こるかもしれないわ。守ってあげるから一緒にドック入りましょう!」 ドックまで連れて行ったら大井は戻るんだぞ。いいな。 「ッチ」 おい。 あの後阿武隈の部屋を訪ねてみたが、阿武隈は不在だった。 大井に襲撃される事でも恐れて逃げたか。 仕方なく執務室に戻り、演習前から置き去りにしていた書類に手を付けていると、扉が叩かれる音が響く。 「大井、戻りました」 うむ。 では早速で悪いがそこに分けておいた書類を処理してしまってくれ。 自分は此方の束に集中したい。 「分かりました。さっさと終わらせましょう」 そう意気込んで大井は私の隣に座り、筆を握る。 私の任務は小一時間かかりそうだが、大井の方は半時間もかからないだろう。 共に黙り込んで紙の束を消化していく。 自分の見込んだ通り、大井は時間をかけずに素早く消化してしまった。 やる事がない大井は姿勢を崩しながらも健気に私の作業の終焉を待ってくれる。 特に喉が渇いてはおらず、お茶淹れにも断ったので尚更退屈そうだ。 それからまた数分そうしていると、視界の端で大井は突然ぶつぶつと何事か呟き始める。 「北上さん、大丈夫かなぁ……。私がいないと心配だなぁ……。 うん……、心配……きっと、そう、きっと何か起きてる! 私、行かなきゃ! …………」 …………。 何なんだ。 その、ちらっと此方を伺うような横目は。 返事でも求めているのか。 何を返せば満足なのか。 あと少しかかるから、それまでは好きにしろとしか言えない。 集中しているのだから。 すると、まるで代わりに答えるように鳩時計の針やら歯車やらの機械音の後に鳩が鳴く。 「……あらやだ、ヒトナナマルマルです。もうすぐ夕食の時間ですね。私、ちょっと夕食の仕込みしてきますね」 む? 間宮の手伝いでもするのか。 出来ると言うのであれば行ってこい。 しっかり頼むぞ。迷惑はかけるなよ。 「言われるまでもありませんよ」 大井が出て行ってから、暫くして本日付の執務は粗方片付いた。 後は余裕があれば片付けた方がいいものもあるが、集中力を切らした自分は食堂へ足を運んでいた。 騒がしい食堂の厨房には割烹着に身を包んだ間宮と大井の姿が。 大井が持っているその蓋付きの鍋の中身は何だ? 「勿論、愛情たっぷりの、大井特製カレーです!」 ほう、カレーか。 今日は土曜日ではないが、良かろう。 実際土曜日にカレーを作るなんてのは、多くの兵が艦上で何日も過ごす事のある海軍の名残りでしかないから構わない。 ではその愛情を香辛料にしたであろうカレーを貰おうじゃないか。 そういえば北上の姿が見えないが、修復はまだ終わらんのか? 「あ、いえ。それが、北上さんにもあげようとしたら、もう夕食は済ませたって……」 それはそれは、残念だったな。 まあ安心してくれ。 大井の有り余ってしまった愛情は私が全部頂く。 私と北上にしか食べさせる気がなかったのか、そのくらいの鍋ならおかわりすれば完食できるさ。 早速よそってくれ。 「はい。では、そこの席で待っていてください」 そう言って大井の目線の先の席とやらを見る。 そこは二人用の小さな席がぽつぽつある食堂の入り口付近で、 多くの艦娘が陣取る海を一望できる窓際辺りと比べると閑散としている。 あそこじゃないと駄目か? 間宮の作業場が見えるカウンターか海が見える窓際近くがいいんだが……。 「だ、駄目です。あまり騒がしいところは好きませんので」 むう。まあ良かろう。 そこまで執着はしない。 素直にその席につき、大井はテーブルに鍋を置きまた引っ込む。 今度は割烹着を脱ぎ、白飯を盛った皿を持って現れた。 同じように大井も対面した席につき、鍋の蓋を開ける。 すると、厨房で歴戦を繰り広げた証である湯気と香りが立ち込める。 今日もカレーは美味そうだ。 「"は"とはどういう意味ですか。頭にぶちまけますよ」 一々細かいところに突っ込むな。 大井の愛情を頭から被るのは悪くはないが、これは愛が情熱すぎて火傷を負ってしまうからまた別の機会に頼むぞ。 では頂くとしよう。 「はい。召し上がれ」 薔薇を思わせるにっこりとした笑顔で許可を頂いたので、白飯とカレーを掬ったスプーンを口に運ぶ。 米特有の甘みを持つふっくらしつつも立った白飯と、辛過ぎない程度に食欲を促進させてくれる香辛料の入ったカレーは、 自分好みに調理されている味で毎度ながら感服される。 一口目を咀嚼して飲み込んだ後、大井は最早聞き飽きたであろう短い賞賛の科白を今日もつく。 よく出来ている。美味い。 「美味しい? そうでしょう?」 嗚呼、具も柔らかく煮込まれている。 完璧だよ全く、カレーはな。 「一言多いです。文句言わず食べて下さい」 言われなくとも二口目を運び、大井を観察する。 テーブルに両肘をついて頬に手を当てる大井は、 美味しいと言ってやれば嬉しそうに目を細め、今のような戯言を言ってやるとむっとして口角を下げる。 内に秘めるように普段微笑を浮かべていながらも、実際はこうしてころころ表情を変えるから面白いものだ。 二口目も飲み込み、すうっと流れる後味の中、自分の味覚は何時もと違う何かを感じ取った。 大井、隠し味か何か入れたか? 「あ、分かりますか? 隠し味を入れてみたんですよ」 ほう。自分はそういった試みに挑んだ事が無いから分らないんだが、何を使った? チョコレートか? 牛乳か? 「愛情を入れました」 自分は、がくっと少し首を横にずっこけさせた。 それはさっき聞いた。 そうじゃなくて、何か別の食材でも入れたんじゃないのか。 「はい。いつもお疲れの提督の為に、元気になるものを入れました」 「ふうん……」 漢方薬か何かだろうか。 心遣いは身に染みるが、カレーの隠し味には はっきり言ってしまうと合っていない。 しかしカレーの味を壊す程不味くもないので、自分は気にせずまたスプーンを口に運ぶ。 話は変わるが大井よ。 お前は食べないのか。 「え……。私はいいんですよ、提督のために作ったんですから」 なら一口やろう。 ほら、あーんだ。 「い、いやっ、私は……」 どうした。 何故差し出したスプーンから逃げるように身を引くんだ。 料理の基本である味見も毒見も行ったのだろう? 不味くないから大丈夫だ。 大井が食べないで私だけ呑気に食べてはいられない。 ほら、口を開けてくれ。 「で、でも……」 ははあ。 もしや間接キスでも気にしているのか? それ以上の事をやってきてこんなので恥ずかしがるとは、大井は乙女だなあ。 「恥ずかしがってなんかいませんよ!」 だったら一緒に食べような。 ほら。 「……ぁ、あーん……」 大井は自分で作った癖に、 まるで苦手な物でも食べる子供のように目を瞑ってスプーンのカレーを口で受け取り、不安そうに口を動かす。 何を怖がっているんだ。美味しいだろ? 「お、美味しい、です……」 そうだろう。 私の為に愛情込めて頑張って作ってくれたんだから、不味い訳が無いんだ。 この分だと鍋の方も冷めるまでに食べ尽くせるな。 このカレーは二人で食べてしまおうな。 ではもう一度。あーん。 「そんな……」 何か言ったか? 此方から口に入れておいて悪いが、よく聞こえなかった。 「んくっ。い、いえ、何でもないの」 そうか。ならさっさと食べてしまおうな。 遠征部隊もそろそろ帰ってくる頃だ。 そう言って自分は腕時計を気にしながらカレーの咀嚼に勤しんでいた。 その隙に、大井が恨めしげに何事か呟いていたのを自分は全く気付けなかったらしい。 「ううっ、どうなっても知りませんから……!」 さて、それからというもの自分と大井で手分けして時間もかからずに一つの皿を二回空けた。 のだが、自分の身に異変が生じていた。 別段激辛のカレーを食べた訳でもないのに……。 「はぁ、体が熱くなってきた? そうでしょう、ね……。はぁ……、はぁ……」 そうなのだ。 体の中を熱が疼く。 運動していないのに息が荒い。 屋内なのに汗も滲み出ている。 そして何より、同じような症状が出ている大井が、何故かとても扇情的に映える。 一応断っておくが、自分は時と場所を考えずにこんな情を抱く獣のつもりはない。 大井も途中から自棄になってカレーを食べていたが、お前は本当に何を入れたんだ……? 「言ったでしょう……。ん、提督が"元気"になるものって……」 まさかとは思うが、もしかして。 自分がやがてある一つの答えに行き着き、口にする前に大井がゆっくりと立ち上がる。 テーブルに両手を突いてやっと立ち上がった大井はふらふらになりながら私の肩に縋り付き、 私の耳元で妖艶に何事か囁きかける。 「早く、はぁ……、早く、はぁ、行きますよ、執務室……」 大井が食堂の入り口から近い席に座るよう指示したのは、この為だったのだろうか。 自分も、そろそろ我慢が限界を迎える。 …………………… ………… …… 共に危ない足取りで執務室に引き篭もり、施錠した。 カレー鍋も、食器一式も放置してきてしまった。間宮よ許してくれ。文句なら大井に頼む。 残った理性の欠片はそんな事を遺言とし、弾けた。 執務室の扉に大井を押し付け、次々と口付けを落とす。 「っ、はぁ……。好きですね、提督も……」 「"も"ってのはどういう意味なのかな」 「一々拾わないでくれませんか……」 知った事か。 お前にだけは言われたくないね。 同じ物で塞がれれば物言えなくなると思うが。 「黙ってて下さい。ちゅう、ちゅ……」 首を伸ばすようにして私の口に大井は吸い付く。 大井の柔らかい両手が私の顔を包む。 まんまと嵌り、共に戯言をきけなくなり、部屋には夜戦の始まりを告げる音だけが響く。 「っぱ、はぁ、はぁ……」 やがて口を離した頃、大井は体を完全に扉に預けてしまっている事に気付いた。 自分も両手を扉に預けてやっと足を床に支えている状態だ。 「はあ、ほら、向こう行くぞ……」 「……っ」 大井は顎を引いた。 私の肩にしがみ付く手を取り、更に奥の私室へ連れ込む。 寝具に飛び込み、事を再開した。 装甲の乱れた大井の扇情的な姿に堪らず、色んな場所に口付けを落とす。 まず、足。 「はぁっ……。提督、んっ、そんなところにして、楽しいですか……、んっ……」 聞かず唇を押し付け、吸い付く。 十数秒もそうしていると、いい具合に白い足に跡が付いた。 周辺に幾つも付けていく。 気が済んだら、次に、腹。 「ぅ、ん……、んっ、臍に、興味があるんですか……?」 次に、手の甲。 「っ、ふふ……。はぁ、気取らないで下さいよ……」 次に、首筋。 「っあ……、はぅ、うぅ……」 最後に。 「っ、やっとですか、んむ、……ちゅ、ちゅ、ぇる……はぁ、ちゅる」 自然と共に口を開き、小さな舌を絡める。 情はどんどん深まり、口だけでなく互いの首が互いの腕で繋がれ、足も縺れ合う。 身を引き寄せ合い、互いの熱を共有する。 大井のボイラーは自分に負けずひどく熱い。 あのカレーは殆ど半分ずつ食べたようなものだからな。 特に熱暴走がひどいのは下腹部だ。 自分の考えている事を読むように、大井の手が私の局部を布越しで擦る。 「ちゅく、っあ、はぁ、はぁ、提督の魚雷、もう硬くなってるじゃないですか……」 誰の所為だ誰の。 責任取れよ。 「ふぅ……、んん、こんなつもりじゃ、なかったんだけどね……」 「責任取って、処理してあげます……。私だけが、ね……」 …………………… ………… …… 「どうしたの大井っち、前の服なんか着て」 「え、北上さん!? えと、気分よ、気分……」 午前。 やっと昨夜ぶりに邂逅を果たした北上が、大井に話しかける。 臍部分が隠れる以前の装甲に身を包んだ大井は、後ろ指でも指されたように僅かに飛び上がった。 「なんでずっと魚雷つけてるの?」 「え、こ、これは……。そう! 昨日北上さんに衝突した艦に制裁を与える為よ!!」 大井は仇討ちに燃える修羅を演じているつもりか、腕を突き出す。 しかし説得力がない。何故なら。 「じゃあなんで補給してないの?」 「えっと……、暴発したら危ないじゃないですか!!」 魚雷が一門も装填されていない発射管を見せられて、誰もが疑問を持つ筈である。 見事に打ち破られた大井は最早言っている事が支離滅裂であった。 その横で自分は知らぬ顔を貼り付けつつ、自分は北上と同じように大井に疑問を突っ込む事もしなかった。 真実は自分と大井しか知らない。 朝になって我に返った自分らは、体のあちこちにできた夜戦の痕跡である赤い印をどうにかして隠す事に奔走した。 自分は元々袖も丈も長い服装なので今まで通りの格好で良いのだが、 それなりに露出がある大井はそうも行かない。 大井の首筋は長髪に隠れるから良いとして、足、腹、手の甲に私がつけた印をどうするか。 議論の結果、腹まで隠れる装甲に変更し、足と腕に艦装を施していれば隠れる事が分かり、今に至る。 これに阿武隈への仇討ちの意志は全く含まれていなかったが、北上の言葉で大井は思い出してしまっただろう。 本当に仇討ちを遂行しかねない。 阿武隈よ南無三。 これに懲りて金輪際廊下を走らない事だな。 唯、刑執行人が大井の場合だと金輪際走る事が出来ない体にさせられそうである。 そのブレーキ役となるべく、今日は一日一緒にいるとしよう。 「はい、提督にオムライスです。……え? いやだ、愛情以外何も入ってませんよ。うふふ……」 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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325 :幼妻大鯨ちゃん:2015/07/07(火) 21 33 39 ID ydASYHzY 七夕に合わせた話を投下します 今回も独自設定とか艦娘論とかが多くて エロが少なめですのでNGはいつものでお願いします ある日の朝、俺は葱を切っている音で目が覚めた。味噌の匂いがした。 「…………おはよう」 俺はまだ少し眠たかったが布団から起き上がった。 「おはようございますう」 そこにいたのは愛する妻だった。 幼さを醸し出している顔と声からは想像できないほどスタイルのいい女性だ。 彼女は一見するとおしとやかな美少女に見えるが、第二次世界大戦を戦った航空母艦龍鳳、 その前身となった潜水母艦大鯨の力を宿した艦娘だ。 「昨日は遅かったみたいですからもう少しお休みになられたらいかがですか?」 「いや、今日は大事な行事がある日だからいつまでも寝ているわけにはいかん」 「そうですか…………まあ今五時半ちょっと過ぎですから別にいいでしょうね。 でも夜は早く寝てくださいね。自分の体をもっと大事にしないと……」 心配そうにする妻を見て少し心が痛んだ。俺は身支度をし、 朝食が用意されたちゃぶ台の前に座り、味噌汁を啜った。 「ん?これ、まさか去年みたいに…」 「ええ。生姜を少々入れました」 ほのかな生姜の味が再び活力を与えてくれるようだった。 「あなたに初めて褒めていただいた思い出のお料理です」 『インスタントの味噌汁でさえこんなに美味しく作れるなんて、大鯨は将来きっと…料理で人を幸せに出来るだろうな』 そう、去年の今日の朝そう言った事もあった。いいお嫁さんになれそう、と言いかけたのは内緒だ。 「………うん、出汁が効いていて美味しいな。 去年の工夫を凝らしたインスタントの味噌汁も美味しかったけど、 材料から作った味噌汁は格別だな」 「お口に合ってよかったです」 彼女の笑顔に俺の心も緩んだ。誰かと自分の空間で朝ごはんを再び食べるようになって調度一年。 それから毎日朝ご飯を彼女と一緒に食べている。 一緒に暮らすようになってからも、そして結婚してからもずっと。 ずっと一緒にいるわけだから良いことばかりではなくちょっと悪い事もあるだろう。 他人に気を使うことは煩わしい事であるかもしれない。 だが彼女にそのような感情を抱いていたとしても、 一人の人間としてはずっと孤独だった俺にとってそれは心地よいものだった。 この先何があるのかわからないが、提督として人々を護りながら、 一人の男としてどんな時も彼女を守り一緒にいたい。 俺はそう思いながら朝の平穏なひと時を楽しんでいた。 ジリリリリン! だがそんな朝の平穏なひと時は一本の電話によって終わりを告げた。 「はあ……こんな朝から…………ああ、私だ」 「大淀です!提督っ、大変です!鳥海さんが!」 「大淀、鳥海がどうした!?」 「突然倒れて…」 「なんだって!?」 鳥海。その名の通り重巡洋艦鳥海の力を秘めた艦娘である。 彼女がそう簡単に倒れるなんて信じられないが…… 「鳥海が倒れた。大鯨、急いで支度を!」 「…はいっ、提督!」 平穏な朝は終わりを告げ、電話を切ったとき俺達は提督と艦娘になっていた。 「心配いりません。疲労の蓄積と寝不足とが重なっただけです。 今日一日ゆっくりと休んでいれば治りますよ」 「よかった……」 医師の言葉に俺達は胸を撫で下ろしたが… 「ごめんなさい…こんな大事な日に倒れてしまって……」 鳥海だけは俺達に何回も謝っていた。 「だって今日は七夕で…子供達にお話の読み聞かせを…ゴホン…」 「いかん、その体では何もできぬ」 「でもでも…」 「君の体調不良に気付かず働かせた俺の責任だ。君はゆっくり休め。いいな!」 「……はい…………」 俺の剣幕に鳥海は渋々ながらも納得した。 「それでどうなさるのですか? 子供達はきっと七夕の物語の朗読会を楽しみに待っていたはずです。 それを今更中止にするわけには……」 大淀の心配はもっともだ。俺達は今日、 深海棲艦によって被害を受けた子供達の慰問に行く予定だ。 深海棲艦を倒すだけではなく、 俺達が深海棲艦から護れなかった人達を助けるのもまた俺達である。 俺自身は人的被害は幸いなことに一度も出していなかったが、 物的被害を出してしまったこともあるし、 それ以上に艦娘をただ戦うだけの兵器・兵士にするわけにはいかなかった。 艦娘は戦力である。それゆえにかつての過ちから『戦力』という存在を嫌う日本では 深海棲艦出没当初は艦娘に対して否定的な意見も沢山見られた。 しかし、深海棲艦が今までの常識が通用する相手ではなかったこと、 日本と同盟関係にあったアメリカ、 対立があったとはいえ隣国である中国やロシア、朝鮮半島の国々など、 それらの国々が自分達の国を守る事で手一杯であり、 とても日本を手助けする余裕などなかった事などから 艦娘という存在を否定する者はいなくなった。 だが今は深海棲艦という敵が存在するからこそ許されていると言えなくもない。 もし深海棲艦がいなくなって平和な世界になったら人間同士の争いで使われるのではないか…… そういった不安を持つ者達はいないわけではなかった。 もちろん艦娘の中にだってそういった娘はいる。 だから俺達は艦娘をただ兵器・兵士という扱いにはさせなかった。 艦娘は戦う事以外の才能に優れた者達も数多くいる。 料理の上手な大鯨や鳳翔に間宮、絵心がある秋雲、真実を求め続ける青葉………… 彼女達が艦娘となってからそれらの力に目覚めた者もいれば、 艦娘になる前からそのような力を持っていた者もいた。 彼女達にはその特性を生かした、戦い以外の任務も与えていた。 艦娘がただ、敵と戦いそれを討ち倒す為だけの存在とならないように………… 「て・い・と・く!提督っ!!」 大鯨の少し怒気に充ちた声に俺は現実に呼び戻された。 「なんだ…ああ、今日の朗読会の事だったな」 「そうですよ、ちゃんと考えてくださいよ」 「ちゃんと考えていたさ」 少し脱線したりしたけど。 「今回の朗読会は深海棲艦のせいで不幸になった子供達の慰問の為のもの。 今の俺達とは直接関係がないとはいえ、 かつて艦娘達が守れなかった為にああいった子供達が生まれたのも事実。 ならばこそ、彼等を支えるのも俺達の役目だ。 いつか平和な時が来た時に艦娘達が戦い以外の生き方もできるようになる為の練習でもあるしな……」 「ええ、私は元々お料理が上手でしたからともかく、他の艦娘の大半は……」 「今はそんな話をしている場合ではないでしょう。倒れた鳥海さんの穴埋めをどうするか…」 「まさか中止にするわけには……」 「…………大鯨、大淀。君達に緊急の任務だ……」 「え……はい」 「朗読会は俺と大鯨と大淀がやる。君達は今から練習していてくれ」 「提督……」 俺にいきなり任務を振られたからとはいえ、二人とも驚きを隠せていなかった。 「それじゃあ本日の秘書や提督がいない間の仕事は…」 「名取に任せる。君達は俺の指示に従ってくれ。 俺も出来るだけ早く仕事は終わらせるからそれまで君達二人だけで頼む」 「りょ、了解!」 二人の声が重なって執務室に響いた。 ―むかしむかし、夜空に煌めく天の川のほとりに織姫という娘がおりました― 大淀のナレーションで朗読は始まった。 ―織姫の織る布はとてもとても美しいものでした。 織姫の父親である天の神様、天帝はそんな娘が自慢でした。しかし……― 「美しい布を織る織姫はわしの自慢の娘じゃ。 じゃが、機織りばかりしていて自分の事を何とも思っておらん。 年頃なのにかわいそうじゃ……そうじゃ、婿を探してやろう」 俺が天帝役として台詞を言う。 ―こうして天帝は娘の為によい夫を探しはじめました。 ある時天の川のほとりを歩いていたら……― 「天帝様、いつもご苦労様です」 「お主もな彦星……そうじゃ、彦星よ、わしの娘を嫁にいらぬか?」 「て、天帝様の娘と、私とが夫婦になれと…」 「その通りじゃ。いつも真面目に働いておるお主ならきっとわしの娘とお似合いじゃ」 彦星の台詞も俺である。一人二役、結構大変なんだよなこれが。 ―こうして、彦星は織姫と出会いました。 そして、真面目な二人同士、気が合ったのか、すぐに結婚しました― 「織姫……好きだよ……」 「彦星様……私もあなたを愛しています。 いつも……はい、いつも、いつまでも、あなたと一緒に……」 ―夫婦となった織姫と彦星はとてもとても仲良く暮らしていました。 ですが、二人は一日中遊びつづけ、まったく仕事をしなくなりました。 これには天帝も怒り、二人に注意をしました。― 「お前達、夫婦仲が良いのは結構だが、お前達にかせられた仕事も忘れずにな」 「わかりました。これからは気をつけます」 「これからはきちんと仕事しますから、どうか許してください」 ―しかし、二人は注意をされたにもかかわらずまったく仕事をしませんでした。 織姫が機織りをしなくなったために神々の着る服はボロボロになりました。 また、彦星が牛の世話をしなかったために牛はやせ細り、 田畑も草が生えたままとなり、 これには天帝もついに堪忍袋の尾が切れました。 そしてとうとう、織姫と彦星を引き離してしまったのです― 「いくら注意してもお前達は与えられた仕事をしなかった。 もはやお前達が一緒に暮らすことははかぬ。 お前達二人は今日からもう夫婦ではない」 「そんな!?」 「散々忠告してこの有様。彦星、もはやお前を認めぬ! 織姫よ、さあ帰るのじゃ」 「嫌っ!私は彦星様と一緒に…」 「いいから帰るんじゃ!」 「嫌ああぁぁぁぁぁっ!」 ―こうして、愛し合う二人は離れ離れとなってしまったのでした― 「これで、二人は仕事を頑張るだろう」 ―ですが、天帝の思うようにはいきませんでした―」 「織姫……ああ、織姫…………」 ―大切な人と引き離された二人は、悲しんでいるばかりでした― 「彦星……様………グスッ……………」 ―これにはさすがの天帝も大弱り。何かいい方法はないかと考えました。そして― 「お前達を引き離してすまなかった。お前達にもう一度夫婦として暮らす事を許そう」 「ほ……本当ですか!?」 「ただし、一つ条件がある」 「どんな条件ですか!?」 「お前達二人が出会えるのは一年に一度、七月七日だけだ。 それ以外の日はただひたすら仕事を行う」 「構いません!一年に会えるのがたった一日だとしても、織姫と会えないよりはずっといい!!」 「大切な人と会えない悲しみなんて、二度と味わいたくありません!!」 「そうか……ではこれからは真面目に仕事をするのじゃぞ」 「はいっ!!!!」 ―こうして、二人は再び仕事を頑張ったのです。 神々の服は再び輝くものとなり、田畑も大いなる穣りに恵まれたのです。 そして今でも二人は仕事を頑張っているのです。 一年に一度、七月七日にもう一度巡り会う…… それを心の拠り所にして…………― お話はこれで終わりだ。 パチパチパチパチパチパチパチパチ………… 朗読が終わり、皆拍手をしていた。 失敗せずに済んだ……俺はそう思っていた。 「私がしっかりしていたらみなさんに迷惑をかけずに済みましたのに……」 俺達は鎮守府へ帰り、真っ先に鳥海のもとへ向かった。 話を聞いた鳥海は俺達に平謝りをしていた。 「いえいえ、司令官、大鯨さん、それに大淀さん。三人ともとてもよかったですから」 新聞記事の為に同行していた青葉が俺達を褒めた。 「お世辞はよせやい」 俺はわざと信じていないような感じの口調で応える。 「お世辞なんかじゃありませんって。司令官の演じ分けは見事でした。 大鯨さんも山場では必死さが出ていてまるで本当に引き離されたんじゃないかって感じでした。 あ、そうそう、大淀さんも優しい語り口調がよかったですよ。なんだか鳥海さんみたいな感じで……」 「私みたいな……」 「え?いや、その…大淀さんは別に鳥海さんができる事はなんでもできるなんてことは……」 しどろもどろになった青葉はきっと自分でも何を言っているのかわかってないだろう。 コンコン そんな青葉に助け舟を出すかのようにドアのノック音が響いた。 「あ、どうぞ」 鳥海の返事の後にほんの少しだけ間を置いてドアが開いた。 「鳥海さん、具合はどうですか?」 「名取ちゃん?」 入ってきたのは名取だった。そうだ、あとで報告を聞かないと。 「うん、もう大丈夫よ。あと少し寝ていれば明日にはもう元気になります」 「よかった…」 「名取ちゃん、お見舞いありがとう」 「お礼なんて…………」 お礼を言われ慣れていないのか、名取は恥ずかしがって顔を赤らめた。 「あ、司令官さん、朗読会お疲れ様です。 司令官がいない間任された仕事、私がやっておきました。 詳しいことはあとで大淀さんに聞いてください 「そうか、わかった」 俺に気付いた名取が報告した。 「あの…名取さん……」 「な、なんですか…」 何か気になることがあったのか、大鯨が名取に尋ねた。 「どうして眼鏡をかけてらっしゃるのですか?」 「え?どうしてって……その……」 「名取さんは本を読むときは眼鏡をかけているんですよ」 名取への質問に青葉が割り込んで答えた。 「それに眼鏡をかけた姿ってなんだか秘書みたいじゃないですか。 せっかくだからと形から入ってみたんじゃないのでしょうか?」 「秘書みたい……」 秘書みたい、という青葉の言葉に何か思うところがあったのか、 話のあとの方は聞いていなかったみたいだ。 鳥海への見舞いの後に大鯨に買い物へ行かせる予定だったが、 少し遅くなりますけどよろしいでしょうかと尋ねてきたので 許可を出したら少し帰りが遅くなりますと改めて言って如月と共に買い物に行ったのだった。 その日の夕方…… 「そういえば今日で提督と大鯨が一緒に暮らして一年になるんだよな」 「出会って一ヶ月でなんて凄くはっやーい!」 「運命にひかれたみたいで、まるでそれは星座の神話みたいですね」 「七夕で星座の神話とか恋愛関係では不吉でしかねーよ」 「どうしてなのです?」 「最近調べてみたけどギリシャにも七夕の伝説はあるらしいけど、 それが琴座・ライラの神話、オルフェウスの悲しき神話と一緒なんだよな」 「それは不吉ね。そういえばドイツには七夕伝説はないけどフィンランドにも七夕伝説はあるらしいわね」 「イタリアにもありませんわ。七夕伝説は恋愛関係の話ばかりなのですから イタリアにもあってもよさそうですのに」 「話を元に戻すわ。提督ったらどうして大鯨さんとあんなにも早く一緒に暮らしはじめたのかしら」 「一目惚れっぽい?」 「ああ」 あまりの即答に聞いた夕立も、そこにいたみんなも半ば呆れ気味に驚いていた。 「テートク、バカショージキなのもいいけどさ、少しは隠そうよ」 「下手に誤魔化して間違った情報が流れちゃ嫌だからな」 「けど提督はともかく大鯨ちゃんはどうして……」 「あんまり聞いてやるな、大鯨から聞けよ。それよりさ……」 天龍がそう言って話題を変えてくれた。一応詳しい事情は知っているが気が利くな。 「空は晴れ間が見えないな。雨は止んだのに」 「雨はいつか止むさ。止んでも雲が晴れるとは限らないけどね」 「雨だったら鵲さんが橋になってくれるけど、曇りだったらどうなるんでしょう」 「一年に一度会える日だからみんなに見られたくない事をするんじゃないかしら」 「お?如月、帰ったか。大鯨は…」 「ただいま戻りましたあ」 「お帰り大げ……」 戻ってきた大鯨は眼鏡をかけていた。 「どうしたんですか大鯨さん。まさか…」 「ただのオシャレですよ。決め切れなかったのとセールとでたくさん買っちゃいましたけど。 あ、安心してください、私の私費で買いましたから」 「そういえばお昼に私が名取さんが眼鏡をつけて秘書艦業やっていたのは 形から入ってみたんじゃないかって話しましたね。 それを真に受けちゃいましたか?」 「どっちでもいいでしょ」 「そうよ。それに眼鏡をかけたら夜戦がもっと捗るかもしれませんわ」 「夜戦が捗る!一個頂戴!」 「それさえつけたらお肌も荒れなくなるかしら?」 「あらあら、私も夜の戦いに備えて一つくらいは欲しいわね、うふふ」 「よかったら一つずつどうぞ」 如月のいつも通りの突拍子もなさそうな言葉をそのまま受け止める者、 勝手に勘違いする者、わかっててとぼける者。 あまりにもいつものことなのでもう誰もつっこまなくなった。 「ところでみなさんどんな願い事考えましたか?私は健康第一です」 「そういえば鳥海さん珍しく体調不良だったわね」 「ごめんなさい、今は大丈夫です。無理は禁物ですが」 「どうしてあんな事になったんだ」 「朗読会でちゃんと演じ分けしようとして、夜更かしばかりしてしまって…」 「責任感強いんですね。そういえば司令官、あまり練習してないのに演じ分けが結構上手でしたね」 「台本のコピーをもらっていたからな。暇なときにちょっとやってたんだ。 演劇の類は昔は結構得意だったからな。まあそのおかげで大鯨にどやされずに済んだわけだ」 「私はそんなこと言いませんよ」 「いやな、ちょっと前に夢の中で劇か何かの台詞を大鯨と一緒に読もうとして、 突発的でいきなりでタイミング掴めなくて全然読めなくて、 それで大鯨に物凄く怒られたってのがあったからな」 「不思議な夢ね。でも大鯨ちゃんは怒ったとしても司令官を見捨てたりはしないわ。 だって短冊に司令官と一緒にいたいって書いてあったし」 「乙女ね。でもいつまでもそう思うことは大切かもしれないわね」 「司令官は何かしら…………来年の伊勢志摩サミットが成功しますように……」 「はっやーすぎぃ!そもそもなんで今からなのよ」 「今度のサミットは伊勢志摩の賢島で開かれる」 「カシコジマ…確か陸路が鉄道以外ではほとんどなく、周りは海に囲まれて…… ……アトミラール、まさか!?」 「察しがいいなビスマルク。そうだ、周りが海に囲まれている。 つまり深海棲艦の攻撃に晒される危険がかなり高い。 もし襲撃されて被害が出れば俺の首一つが飛ぶだけでは済まないだろう」 「私達艦娘がちゃんと守らなければいけませんね」 「責任重大っぽいね」 「艦娘という存在の意義さえも揺らぐ事になるのは目に見えている。 だから今からでもやらないと…」 「わかりましたから湿っぽい話はここまでにしましょ。 今日は上を見ても天の川が見えませんから前や下を見ましょ。 今夜は流し麺です。素麺だけじゃなくてラーメンや春雨、パスタもありますよ」 「まさに日本の行事って感じですね、じゃあ私も…」 「大鯨さんはお疲れでしょうからいいですよ。私、伊良湖が全て行います」 「苦労かけてすみません。せめて飲み物だけは持ってきますね」 そう言って大鯨は飲み物を取りに行った。 彼女が取りにいった飲み物はほとんどがノンアルコールだった。 隼鷹や那智のようなアルコール好きは既に勝手に自分で持ってきていた。 「はあ…癒されますね」 そう言いながらも大鯨が飲んでいたのは低アルコール飲料だった。つまり… 「ねえ提督、流し麺とかは提督の発案ですけどよく思いつきますね」 思案しようとしたところを大鯨が入り込んできた。 「ここは軍の類とは違うとはいえ、旧日本海軍気質な考えの人もいますし…」 「だがそうばかりではないだろう?艦娘をはじめとして多くの者がかつてではなく今を生きる人間だ。 特に艦娘は旧日本海軍の人々の力と魂をその身に宿せる存在。 いわば彼女達は旧日本海軍の艦船といえるだろう。 そんな彼女達だ。自らの意思で戦う者がたくさんいて、 わずかだが己の意思にかかわらず戦わされている者もいる。 だがどちらにしても戦いで心が傷付いている事に変わりはない。 戦いが好きな奴も嫌いな奴も。どこかで人間の心が壊れて言っている。 俺は彼女達を兵器にはしたくない。最後まで人間でいてほしいんだ。 だからこうやって人間らしさを忘れさせないようにしているんだ。 そして、守るべきものの存在を忘れさせない為に……」 「提督…」 熱く語った俺に改めて惚れ直した、いや、アルコールのせいなのか。 顔を赤らめていた理由はわからない。でも………… 「ん……はっ……どうです…か……気持ちいい…ですか……?」 「ああ、柔らかさが心地好くて、最近致していないからもうすぐ出そう…」 「出すときは言ってくださいね」 七夕行事を終えた後、俺達は二人だけの夜戦に臨んだ。 彼女がアルコールを飲んだ時、それはOKサインだというのがいつしか暗黙の了解になっていた。 そして彼女は買ってきた眼鏡をかけている。何となく目的は…やばい!? 「すまない、もう出そうだっ……」 「はいっ!」 俺の限界を言葉で聞いた彼女は豊かな胸に挟んでいた肉の棒の先端を自分の顔に向けた。 ビュルルッ! そしてすぐに肉の棒の先端から熱くドロリとした少し濃い白濁が彼女の顔や髪にかかった。 目はつむっていたが、眼鏡に守られて少しもかからなかった。 「……おわったよ、もういいよ…」 「ん……はい…………こんなにたくさん…」 ぶっかけられた彼女はその量に驚いていた。久しぶりとはいえたくさんだった。 そんな彼女の綺麗な顔も髪もとても汚れていたが、 興奮するどころか罪悪感が込み上げてきた。 元々俺はぶっかけるよりも中に包まれながら出す方が好きだからな…… あそこだけじゃなくて口の中や胸の中とか。 さすがに尻の穴はちょっと……という感じだが。 俺は眼鏡も好きだったが、やはりぶっかけ趣味には合わないと今思った。 それでもやってくれた彼女には申し訳ない気持ちでいっぱいだった。 なんとかして…彼女を気持ち良くさせないと…… 「あなた…どうしました?」 彼女が俺の様子を見て驚いていた。 彼女に言われて俺も気付いた。猛烈な眠気に襲われたことに。 なんだかまぶたが重い…… 「心配なぃ…」 「心配ですよ、言葉になっていませんから! 最近もまた仕事ばかりであまり休んでいないんでしょ? だから私のことは気にせずに休んでください」 「でも……君をまだ……」 「いいから休んでください!鳥海さんの二の舞になってほしくないんです!」 「っ…………すまない……」 俺は絞り出すような声で言っていた。そしてそこで意識は途切れた…… 『もう……しょうがない人ですね……』 って思わず言いたくなりますね。 今日は久々に夜戦出来ると思っていたのに…… でもあまり無理させちゃいけませんからね。 この人だって別に私としたくないから眠っちゃったんじゃないことは分かっています。 いつもいつも……私や他の艦娘達、 そしてこの地上の人々のことを考えているんですからね。 私ばかり相手にしていたらそれこそ七夕伝説と同じ轍を踏んじゃいます。 今わかりました。七夕伝説って 『好きなことばかりしてちゃダメ。やらなきゃいけないことはやらなければならない』 という教訓があったんですね。 だけど……やっぱりこの体が火照ったままじゃ寝られません。 かといって自分で慰めるのも…… あ……この人寝ちゃってますから好き勝手しちゃいましょう。 私は前に寝ていたりしても好き勝手してもいいって言いましたから、 私がこの人に好き勝手しちゃっても別にいですよね。 大丈夫です、別に負担になるようなことはしませんから。 だ・か・ら…… 「好きにさせてくださいね、あ・な・た」 終わり +後書き 339 :幼妻大鯨ちゃん:2015/07/07(火) 21 48 20 ID ydASYHzY 以上です 最近の情勢とか、夢で見たこととか、近くで長崎のことをやっていたりとか そういったいろいろなものが無造作に入り混じってしまった気がします でも大好きな人と一緒ならどんな状況だろうと前向きに頑張っていける そういう気持ちを忘れないでいたいです それでは これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! 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夜の帳が下り、闇に包まれた鎮守府、その中の一室 既に消灯時間となり、窓から差し込む月明かりだけが僅かな光源となって布団の上で絡み合う男女を映し出している うつ伏せにされ男に組み敷かれている少女の名は初春といいこの鎮守府の秘書艦だ、普段はきっちりと後ろでポニテール条に結わえられた藤色の髪はこれまでの行為の激しさを物語るように、汗ばんだ彼女の背中の上に乱れ散ったまま貼り付いており、そして彼女自身、その特徴的な麻呂眉を歪め男にぶつけられる獣欲にひたすら耐え忍んでいた 「んん……ぅ……ん……」 ぱん、ぱん、と初春のほっそりとした腰に男のがっしりとした腰が叩きつけられ、その度に彼女は荒い息を吐き出し、布団の端を強く握りしめ、腰から送り込まれる快楽へ溺れそうになる理性を繋ぎ止めていた。 突如、男がこれまで彼女のぷっくりと…というには少し小さなお尻から手を放し、彼女の胸を掴んだ 「あっ…!んんっ……!この罰当たりめ!」 初春は思わぬ刺激に身を捩らせ、男へと喘ぎ声混じりに罵声を浴びせかける 男はそれには答えず、初春のやや駆逐艦娘としてはトップヘビー気味な膨らみを掬い上げこねくり回す。 「っ、ぅあっ!いかん、いかんのじゃぁ…」 初春の胎内はその刺激に降伏し、その精を吐き出させようと亀頭をますます締め付け吸い付ける…男は最早我慢の限界だった 初春へと完全に覆いかぶさり、一言囁く 「中に出すぞ、初春」 「い、嫌じゃ…人間の子など孕みとうない…」 息も絶え絶えに何とか逃れようと身じろぎするが、男はそうはさせまいとますます腰の動きを加速させ 「いいや」 「……っ!」 腰の奥から這い上がってきた欲望を、柔らかく包みこむ初春へと、びゅく、びゅくと吐き出していく。 「あ……」 「妊娠だけは確実にしてもらう」 「そ、そんな…いやじゃ…」 男は初春に密着し、発情しきった裸体の香りを楽しみつつ最後の一滴まで出しきったのだった。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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やっとドロップしたむっちゃんの中破絵がどう見ても陵辱3秒前にしか見えない記念 オークのような中年オヤジ提督×陸奥のガチ陵辱もの 陵辱&NTR要素注意! 艦娘がキモい男にヤられるのがダメという人も撤退せよ! ================ 「あら、長門姉さん。お帰りなさい」 「ん、陸奥か。ちょうどさっき帰投してきたところだ」 鎮守府の廊下で、ふたりの姉妹戦艦がすれ違う。 すらりと健康的に伸びた四肢、引き締まったやや筋肉質な、それでいて女らしい体。 反面、対照的な黒の長髪と茶の短髪、白と黒のミニスカート。実に絵になる姉妹だ。 「……その損傷、これから入渠ってとこかしら?」 「ああ。私としたことがつい、背中にお前がいる感覚で突出しすぎてしまったよ。ビッグ7の名が泣くな」 「そういえば、以前とは編成のクセも変わったものね。私たちが一緒に出ることもすっかりなくなったし」 だから無理しちゃダメよ?と指を振って諭す妹艦に、長門はいつもの凛々しい表情を崩してはにかんだ。 仲が良すぎるほどの姉妹が多い艦娘らの中で、ふたりの一見ドライな関係は異色ともいえたが、 表に出さないだけでその実、固い信頼の絆と姉妹愛がそこにある。 「ゆっくり体を治してね。……じゃあ私、これから司令室で仕事があるから」 「うむ、そちらも体には気を付けてな。“新しい司令官”が来てから、随分と忙しそうだからな」 去りかけた陸奥の歩みがぴたりと止まる。 が、それも一瞬のことで、振り返った時には屈託のない笑顔が長門に向けられていた。 「そうよ、毎日夜遅くまで書類と格闘するのは大変なんだからね? 長門姉さんには分からないだろうけど」 「はは、私にはついぞ縁のない仕事だからな。とはいえ、それもまた戦いだ。頑張ってくれ」 「……ええ。そうね、頑張る、わ」 ひらひらと手を振り、陸奥は廊下の角を少しだけ足早に曲がった。 このまま話を続けていれば万一、感付かれてしまうかもしれなかったからだ。 “あの提督”が着任してからというもの――自分の身に起きている、この事態に。 「むほ、おおうっ……いいぞぉ陸奥ぅ、チンポしゃぶりが随分上達したではないか、ぐふふ」 「くっ……! こんなの、早く終わって欲しいだけよっ! ううっ、き、気持ち悪い……」 深夜の鎮守府。 司令の椅子に座る肥え太った中年男の股ぐらに、引き締まった健康的な肢体がひざまずき、 赤黒いグロテスクな肉棒を白手袋でしごきながら、その先端へとピンクの舌を嫌々這わせている。 「ほれほれ、もっと愛情込めてワシの息子をねぶらんか。敬愛する司令官様のチンポをなぁ」 (だ、誰が……私が尊敬する司令官は、あんたみたいな豚なんかじゃないわ!) この鎮守府の“司令官”だった青年に、南方の基地への転属命令が出たのは先月のこと。 その後任として帝都からやってきたのが、軍服を着た豚のような、醜い体型を持つこの提督だった。 年齢も階級も遙かに前任者より上で、そして何より決定的に違うのは、 表向きは無害な好人物を装っておきながら、自身の地位を利用した“要求”をためらわないことだった。 「や、約束は守ってるんでしょうね!? 私が相手をする代わりに、他の艦娘には、こんなことは――」 「おお、勿論だとも。お前の姉にも、小便くさい駆逐艦や巡洋艦の連中にも指一本触れてはおらんよ」 着任早々に秘書艦として呼び出され、あまりにもゲスな申し出をされた陸奥に、選択肢は存在しなかった。 軍内部に多大な影響力を持つこの男に逆らえば、ただ陵辱されるというだけでなく、 もっとひどい運命が大切な仲間たちを――そして最前戦の元司令官を襲ってもおかしくはなかったからだ。 「もちろん、お前がワシを満足させている限りという条件つきだがなぁ、ほれほれぃ?」 唾液に塗れテラテラと光る肉棒が、形のよい頬にビタビタと叩き付けられて異臭の湯気をたちのぼらせる。 中年のだらしない体に反して、男性器だけはおぞましいほどに太く、長く、硬く、 みっちり広がったカサの凶悪なボリュームや、幹に走る血管の凹凸は、まさに女を墜とすための兵器だ。 「わ、わかったわよ。これをイかせれば、文句はないんでしょう……」 形のよい陸奥の唇が、ダラダラ先走りをこぼす凶悪な先端におずおずと密着し、 鶏卵ほどもあろうかという張り詰めた亀頭をにゅっぽり包み込む。 こみあげる嫌悪感を必死で押さえ込み、羞恥心をかなぐりすてて激しく頭を前後させると、 ――ぶちゅ、ばぷっ、ぷぼぼっ! と破裂音めいた下品なフェラ音が漏れ響いた。 教え込まれた淫らな技術を総動員して、嫌悪する相手を快感の絶頂に導いていくのは屈辱の極みだった。 「おおう!? こ、これはたまらんわい、毎日しゃぶらせたかいがあったというものだな!」 昂ぶった男は、頭部に張り出したアンテナ状の艤装を無遠慮に掴み、陸奥の頭を強制的に動かし始めた。 「ん、んんーっ! あむ、えぶっ、むぅぅぅうーっ!!」 ズボジュボと、自慰の道具のように口を使われる屈辱と嫌悪感に、顔が歪み目に涙が浮かぶ。 「いいぞぉその目だ! 上目遣いの睨み顔にワシのチンポがずっぷり刺さっとるのは実に絶景だわい!」 (くっ、このゲスがっ! この汚いものを、このまま噛み切ってやれればどんなに……っ!) そんな夢想をした瞬間、激しく口内をヌポヌポ犯す肉棒が、むりむりっとひとまわりその幹を膨らませた。 (しゃ、射精!? このまま喉に出されるなんて死んでも嫌っ、早く口から出さなきゃ……んぶっっ!?) 慌てた陸奥の動きは、だが、それを予期していた男が掴んだ頭を思いっきり寄せたことで水泡に帰した。 ごちゅんっ、と喉奥をノックした亀頭が、ぶぱぁぁっ! とそのままおぞましい爆発を開始したのだ。 「おおお出る、射精(で)るぞぉぉぉっ! 陸奥ぅぅ、お前の喉マンコに種付けしてやる、おおっおっ!」 「んんぅぅぅぅッッ!? うぶっ、んんぐぅぅぅっ! ぐっ……ごきゅ、ごくんっ……こくん、ごくっ!」 みるみる溢れてくる汚液、だが窒息したくなければこれを飲み込むしかない。 どばどばと直接喉奥に注がれるゼリー状精液が、艦娘を体内から汚しながら食道を流れ落ちていく。 (ど、どこまで射精が続くのよぉ……!? 私の中に、こいつの汚いのがいっぱいにぃぃ……!) 男の拘束が緩んだ隙に、やっとのことで口を肉棒から離し、げほげほと荒い息をつく陸奥。 ずろんっ……と口から抜けた肉凶器は、湯気をたてながら、驚いたことにまだドクドクと放精を続けていた。 「ぐふふッ、逃がさんぞォ! そのエロ顔もワシのチンポ汁でギトギトにしてやる、たんまり浴びろ!」 陸奥の鼻先にほとんど密着させるゼロ距離で、数射目とは思えぬ濃い白濁が爆噴される。 八の字にゆがんだ眉、薄い翡翠色の瞳、ふわりと広がった茶色の短髪、そして頭部の艤装まで―― 凛々しい艦娘の個性を形作るあらゆるパーツに、ゼリーじみて濃い男汁がびちゃびちゃ叩き付けられていく。 「うっ、げほ、えほっ……! えぐっ、くっ臭いぃ……! う、うえぇ……っ」 男は小便の後始末でもするように、半泣きの顔に汚れたペニスをびたびたとこすりつけて楽しむ。 「ぶふう~、絶景絶景。やはり艦娘は艤装ごと汚すに限るわ。今夜最初の一発としては上出来だわい」 半ば予想していたものの、いささかも大きさを失わない太肉棒の威容に、陸奥は絶望的な気持ちになった。 この豚めいた中年男の精力は人間離れして絶倫で、毎夜三回や四回の射精では到底満足しないのだ。 「ほれ、休んどるヒマはないぞ。壁に手をついてそのむっちりしたケツを突き出さんか」 「く、ううっ……! こ、これでいいの……?」 どれだけ嫌だろうと、陸奥はこの豚男の言われた通りにするしかない。 大切な姉妹艦を、優しい仲間たちを、そして密かに憧れていた前司令官を、守るためならば――。 その思いを支えに、嫌悪する男の前でいやらしく尻を突き出し、みずからの性器を指で左右に広げる。 「おうおう、毎日ヤリまくっとるのに綺麗なマンコよのぉ。さすが艦娘といったところか、ぶふふっ!」 サーモンピンク色の女陰はぴっちり閉じ、愛もない行為を前に少しも濡れてなどいなかったが、 男はいつものように精液を肉棒にまぶすと、その汚れた先端を狭い秘裂にあてがった。 (ま、また犯されるっ……こんなゲスな男に、私の大事なところが好き放題に……!) こんなことならば前司令官に捧げていればどんなに……処女を破られた最初の夜から、その後悔は拭えない。 「ぐふふ、今日は後ろから思いっきり貫いてやるぞぉぉ……ほれ、いつもの口上を言わんか」 「くっ! む……陸奥の、熱々のおまんこ火薬庫のなかっ……提督のたくましいおチンポ主砲様で、 どうか好き勝手に火遊びなさってっ……た、たんまりと艦内に、お精子の砲弾爆発させてください――っ」 下劣きわまる台詞を吐き出すように言い終えた瞬間、 ぬぶぶぶうぅぅっっ……!! と、硬さの残る淫唇を灼熱の肉砲がかきわけながら侵入してきた。 「あっあぐっ……は、入ってくるぅぅ……!」 みちみちと体の芯をオスの凶器で貫かれ、望まぬ交尾をさせられているという絶望的な感覚。 (んんっ、ふぅぅ……! き、今日こそは絶対、声なんかあげてやるもんですか……!) 「おやおや、無駄な努力をしとるようだのぉ。ま、じきにそんな強がりはどうでもよくなるが――の!」 「――んひぅっ!?」 ぐりゅりゅっ! と、ぷるぷる震える美尻に根元までハメこまれた肉砲が、子宮近くの柔ヒダをえぐった。 敏感な女の弱点を激しく、時に驚くほど優しく責められ、はやくも情けない嬌声が漏れる。 (くっ、こ、この……こいつ、私の弱い所、ぜんぶ見破ってるぅぅ……!) この中年男がただ自分の快楽を満たすために腰を振るだけの手合いなら、まだマシだったかもしれない。 だが、ねちっこく老獪な性技が、陸奥の男慣れしていない肉体を毎夜開発し、快楽に絡め取りつつあった。 「ほれほれ、子袋の入り口をトントンっと連続ノックしてやるとたまらんだろお? んん?」 「やっ、やぁっダメっ! ゆっ揺すらないっでっ……ぁあーっ!? んぉ、ふぁ、んぁぁあーっっ!!」 「おっほ、お前のマンコ肉は正直にキュンキュンと締めつけてくるぞ。そんなにチンポが気に入ったか?」 「き、気に入るわけないぃぃ……! こ、こんなぁっこんなぁぁ! んぉおっっ!?」 馬の手綱のように両腕を後ろに引っ張られながら、ずぱん、ずぱんと立ちバックでハメ犯され弄ばれる陸奥。 先ほどの涙ぐましい決意もどこへやら、獣じみたあえぎ声を夜の司令室にほとばしらせる。 と、その時――ジリリリリ、と机上のベルが鳴った。鎮守府の内線だ。思わずビクンと陸奥の腰が跳ねる。 「おう、そのまま出ろ。連絡応対は秘書艦のつとめだからな」 「え!? そっそんな、このまま、って……う、嘘でしょ!?」 「通話の間は、腰は止めておいてやるから安心せい。ほら、さっさと出んか、怪しまれるぞ?」 それは、チンポをくわえこんだまま誰かと話せ、という絶望的な宣告だった。むろん、断る余地はない。 (せめて、相手は艦娘じゃありませんように――!) どうしようもなく辱められ、汚された自分を仲間に見られるようで、それだけはどうしても嫌だった。 震える手で受話器を取る――だが、その祈りは最悪な形で裏切られた。 『……ああ、陸奥か。私だ、長門だ』 (――!!) 『入渠が終わったら連絡しろと司令官に言われていてな。現時刻でのドック使用状況を報告する――』 事務的に報告する声は、もはや陸奥の耳にはほとんど届いていなかった。 姉妹艦のいつもと変わらぬ声は、自分の置かれているどうしようもない現状を残酷なまでに実感させた。 『なお、一航戦の連続出撃により深刻なボーキサイト欠乏の恐れあり――以上だ。 ……おい、陸奥? ちゃんと聞いているのか?』 「え、あ、うん! き、聞いてるわよ、もちろん!」 慌ててうわずった返事を返す。どうか気付かれませんようにと祈りながら目を閉じると、 胎内にみっちりとハマりこんだままの肉棒の、ドクドクと熱い存在感を、逆にありありと意識してしまう。 『そうか、なら報告は以上だ。私はこれから夜間演習に向かうとしよう』 「え、ええ。じゃあ頑張っ――ぉひぃぃっ!?」 不意打ちの異物感は、あろうことか後ろのすぼまり……尻の穴に襲い掛かってきた。 粘液に濡れた野太い中指が、みりみりと狭い穴蔵をかきわけて押し入ってきたのだ。 「くくくっ、腰は止めると言ったがなぁ、指については何も約束しとらんぞ、ワシはな」 『どうしたっ、今の妙な声はなんだ? おい陸奥、何かあったのか?』 「かはっ……んぉぉ……! なっ……なんでもなぃぃ、のぉぉ……っ!」 ぐに、ぐにっと中で曲げ伸ばされる異物の悪夢めいた快感に、もはや息も絶え絶えの陸奥。 「……お、お茶を手にっ、こぼしちゃって……あっ熱、熱いの、熱いのがっ……!」 『おいおい、一度に何でもやろうとするからだ。そんな様子じゃ司令官に笑われてしまうぞ』 確かに中年司令は下卑た笑いを浮かべながら、陸奥の恥穴をヌポヌポと指で犯し、その反応を楽しんでいる。 内線の不明瞭な音質もあいまって、今はまだごまかせているが、このままでは時間の問題だ。 「え、ええっ、だっだからもう切るねっ、それじゃあっ!」 無理矢理に話を打ち切り受話器を置き、息を吐く陸奥――だが、そこにはもうひとつの罠が待ち構えていた。 「ぐふふっ、通話を切ったな? ならば、遠慮無く腰を動かしてもよいということだなぁ!」 「……え!? ちょ、ちょっと待っ――!」 姉艦にバレずにすんだという安堵、その心の隙を刺すように。ズンッ、と女体の最奥を肉魚雷がえぐった。 「おふっ――!? あ……あぁ!?」 押し込まれた子宮が楕円状に変形するほどの衝撃が、陸奥の背筋から脳までを突き抜けた。 先の通話で張り詰めた神経が、すべて快楽信号に反転し、目の前で火花が散る。 同時に二本目の指が尻穴を追加でえぐり、嵐の荒波めいた絶頂の波が、前後から陸奥にとどめを刺した。 「ぁあああああああーーーっっ!!? いっイグッ、イキたくないのにイグぅぅぅ!! んおぁぁっっっ!」 ビクビク痙攣する膣内の柔ヒダが、くわえこんだ男根を食いちぎらんばかりに甘噛みして射精をねだる。 「おおっ、締まるっ! よぉぉし出るぞ出すぞぉッ、ワシの子種を、子宮に直で飲ませてやるからなぁ!」 ぼびゅるるるっっ! ぶぢゅるるぅぅっ、どぐんどくんっっ! 「いッいやぁぁーーっ、中いやぁぁぁ!! あっ熱ッ、ああっうあぁーーっ! ぅああ……!」 潰したプリンのごとく濃厚なゲル状精液が、陸奥の子宮内に後から後からひり出されて折り重なっていく。 艦娘が性交によって妊娠した例はいまだない。 だが陸奥は、熱く濃い奔流を胎内で受け止めながら、 いつか自分がこの男に孕まされてしまうのでないか……というおぞましい予感を捨てきれなかった。 「ふひひっ、夜はまだまだ長いぞ。ケツ穴も乳も口も、みっちり使い込んで性器に変えてやるからなぁ」 むっちりした白い尻肉の合間、すっかり充血した秘裂からズルリと陵辱者のチンポが抜き取られると、 こぽぽっ……! と大量の白濁ゼリーが溢れ出し、がくがく震える脚の間を、床にゆっくりと垂れ下がる。 (いっ嫌ぁ、このままじゃ私っ……な、長門姉さん……た、たすけてぇぇ……!) 下卑た笑みを浮かべた提督の、ぬらぬら光る赤黒い半勃ちペニスが早くも再び力を取り戻しつつあるのを、 絶望に染まった眼で見やりながら、陸奥は今にも折れそうな心を必死で支えていた――。 ===============